第57回例会報告

6月2日17時15分から小野川交流センター1階会議室で、第57回つくば和語トーストマスターズクラブ例会が開催されました。

ゲストの方2名を含め、20名の方が参加されました。今回はとても素敵なプログラムを総合司会のKさんが作成してくれました。

プログラム

まずは今日の言葉です。今日の言葉は前回テーブルトピックのテーマ「褒めることの大切さ」からヒントを得て「素晴らしい!」です。

係の説明に続いて、テーブルトピックスです。今日のテーブルトピックマスターは急なお願いにも関わらず引き受けて下さいましたIさんです。この日は英語のトーストマスターズの例会もテーブルトピックマスターだったそうで、同じ日に2回もマスターを務められるという稀な体験となりました。

今日のテーブルトピックは、漫画家「水木しげる」にちなんだ話題から質問を頂きました。

  • 最近ハマったドラマは何ですか?
  • もの凄いお金がどんどん入って来たとしたら何をしたいですか?
  • これだけは止めずに続けていることはありますか?
  • 大好きなキャラクター、忘れられないキャラクターを教えて下さい。
  • こういう生き方をしたいという憧れる人がいたら教えて下さい。
  • つくばの街を活性化させるとしたらどうしたら良いでしょうか その1
  • つくばの街を活性化させるとしたらどうしたら良いでしょうか その2

ハマったドラマでは「glee/グリー」を挙げられてました。また生き方に憧れる人としては、「高橋是清」が挙げられました。

計時係報告に続いて準備スピーチです。今回の次の4つでした。

  • 「気の使い方」
  • 「グラデな生き方」
  • 「1443、新たな発明」
  • 「良いスピーチのための10のヒント」

気の使い方」は、自分の常識、マナー、習慣、慣習について、疑問に思って立ち止まって考えて見ることも良いことなのではないか、というお話でした。そう考えたきっかけとして疑問に思ったという3つの例を挙げられました。1つ目はエスカレーターでの例で、登る時に片側を開ける必要があるのかどうかという疑問です。日本では慣習として急ぐ人のために右または左側を開けて載っていますが、日本エレベーター協会によれば立ち止まって利用することが前提となっており、歩行禁止が推奨されているようです。2つ目は高速道路での車線減少時の車線変更タイミングが早すぎるために渋滞を起こしているのではないかという疑問、3つ目はトイレやレジでの順番待ちで、昔はブース毎、レジ毎に並んでいたが、最近は1列並び(※フォーク並び)が増えて来たことを挙げられました。自身のマナー、常識、慣例というものはその時の環境によって変わっていく流動性の高いものではないか、だから慣例に対してふと疑問を抱いた時に立ち止まって考えて見ることが、より良い慣習を作っていくのではないかと結ばれました。

グラデな生き方」は、水彩画教室に通われて気が付いた空のグラデーションから始まるお話でした。3年前に水彩画教室でグラデーションを習った時に、自然界がグラデーションで満たされていることに気がついたこと。今まで気が付かなかったのはのっぺりとした工業製品ばかりを尊重し「Simple is beautiful」という感覚が刷り込まれていたからではないかとのこと。ピカソの絵を見れば自然だけでなく人生もまたグラデーションであることを認識させられること。そして「グラデーションで物事を見てみませんか」と問い掛け、空を見あげれば自分もこの素晴らしい世界で生かされていることに気付き、感動し、新たな発見があるはず、そして世界に触れて自然体となり、その一部となるでしょう、と結ばれました。

スピーチの中で述べられていたピカソの「人形を抱くマハ(Maya with Doll)」です。顔の左側が少女時代の娘のマハ、そして成長して大人になったマハの顔が右側に描かれています。時の流れの中で変化する=グラデーションが描かれています。ちなみに人形は変化しないので一つの顔しか描かれていません。

1443、新たな発明」は1443年にハングルを発明した世宗大王(セジョンデワン)にまつわるお話でした。まずハングルの母音を構成する文字(字母)の要素には、天、地、人を表す東洋哲学が表現されていること。そして自分がこの世宗大王を尊敬するのは単にハングルを発明したことだけはなく、その理由=夢に尊敬の念を頂くからと述べられました。その夢とは、当時漢字が公用文字であり民衆が容易に使うことができず不便を強いられていたのでこれを便利に使えるようにしたかったことと、国の隅々から民衆たちの考えを知るために広めたかったことでした。そして国内からの猛烈な反発など難しい壁も乗り越えて夢を達成した王様から自分も挫折しそうな時に思い出すと勇気を与えられること、そしていつの日か自分の夢も同じように必ず成し遂げられることを信じていると結ばれました。

論評では王様の画像があった方が良かったとの指摘がありましたので、肖像画を掲載しておきます。

世宗大王

良いスピーチのための10のヒント」は最近トーストマスターズに入会された人、ゲストで来られている方に向けたスピーチでした。良いスピーチをするために心掛けることとして次の10項目を挙げられました。

  1. 氷の壁を取り除く
  2. スピーチを構成する
  3. ポイントを押さえる
  4. 単語を選び適切な表現
  5. 身振り
  6. 声の変化
  7. 話題の調査
  8. 資格器材
  9. パワフルな説得
  10. リハーサル

まず、「氷の壁を取り除く」は、聴衆との間に出来た壁を取り払って溶け込むことが大切とのことで、それにはジョークや自己紹介を入れて簡単に知ってもらうこと。「スピーチを構成する」では序論本論結論、または起承転結など順番がある構成にすること。「ポイントを押さえる」では何のために話をするのか目的をはっきりさせること。「単語を選び適切な表現」は、分かりやすく訴える力のある最も適した言葉、それも話し言葉を選んで表現すること。加えて「身振り」「声の変化」を入れて話に幅を持たせ単調にならないようにすること。「話題の調査」では納得してもらうために労を惜しまず抜かりなく調査準備し、話に矛盾や隙が無いようにすること。「資格器材」ではスライドばかりではなく現物を見せることも有効な手段であること。「パワフルな説得」では自分の主張を分かってもらうためには説得力が大切であること。「リハーサル」では皆の前で事前にリハーサルすることが大切であること。そしてこれらのヒントは全てマニュアルに書かれているので、順番にこなすことによって誰でも身に付けることができる、皆さんもマニュアルとトーストマスターズのミーティングを活用して素晴らしいスピーチができるようになってもらいたいと結ばれました。

計時報告のあとは10分間の休憩を挟み、論評セッションです。個人論評では皆さん、良かった点、改善すべき点をしっかりと述べられました。その中で改善すべきポイントとして、序論はインパクトのあるシンプルなもののほうが良いとして、こうしてはどうかと具体例を示された論評は、とても印象深く論評としては初めて聞く新鮮なものでした。

総合論評の方からは、論評者に対して、ジェスチャーが豊富、力強い、視点が良い、人が気が付かないところを気が付かせる、声を褒めるところから入った点が良かった、アドバイスが良かった、論評が独特であったなどの指摘がありました。

そして集計係から今日の優秀者の発表と表彰がありました。今日はテーブルトピックの優秀者が3名となりました。

今日の司会者と優秀者

最後にゲストの方からの感想を頂き閉会となりました。またその際に入会の表明もして頂きました。初めてのスピーチ、アイスブレークスピーチを楽しみにしております。