第97回(H26.7.19)例会報告

今回は、赤羽Bトーストマスターズクラブと筑波トーストマスターズクラブからゲストをお迎えしての例会です。

今日の例会では、いつものテーブルトピックはお休みし、赤羽Bトーストマスターズクラブからお越しいただいたゲストの方から、ユーモアスピーチコンテストに関するワークショップを開いていただきました。

ユーモアはなぜ必要か、から始まり、ユーモアがもたらす恩恵、ユーモアスピーチの6つの要素、黄金フレームワーク、スピーチの作り方、ユーモアスピーチでやってはいけないこと・・・などなど、幅広い説明を受けたあと、今年の春の全国大会優勝者のスピーチの動画をみんなで鑑賞し、その姿に深い感銘を受けた次第です。

熱い余韻に浸ったまま、ワークショップ後は準備スピーチへ。

今回は3名の方が登場です。

1人目の方は「なかなか決められないこと」というテーマ。

母国を離れて日本で頑張っている方が、今後も日本で頑張り続けるか、母国に戻って頑張るか考えている。

その中で、母国と日本を様々な視点から比較しつつも、母国と日本、どちらにも大切な文化があり、どちらにも大切な友人知人たちがいる、と振り返る内容でした。

スピーチの中で目を見張ったのは、母国と日本を比較するときの例え方が斬新だったこと!

両方の国のGDPを乗り物に例えて比較したり、それぞれの国民の収入について単に金額で比べるのではなく「ラーメンなら何杯食べられるか?」「ビールなら何杯飲めるか?」など、より身近で実感しやすい形で置き換えたり・・・。

そのアイデアに「なるほど!」と唸らされました。

そして何より、母国のみならず、日本も大切に思ってくれていることが嬉しいと思いました。

2人目の方は「通勤について」というテーマ。

毎日1時間半程度かけて通勤していた方が、最近職場が変わり、その時間が30分程度になった。

一見楽になったけど・・・この先が、このスピーチのメインテーマでした。

通勤は楽になったけれど、今までは長い通勤時間が仕事へのモチベーションを上げる時間になっていたが、今はそれが短いために逆に戸惑いを感じるようになった。

通勤時間が短くなった分、せっかくの時間を有意義なものに出来ないか、とのことで、早起きして勉強したり読書したりなど、いろんな方法を考えている、というお話。

物事が楽になることはいいけれど、それも良し悪しで、楽になることで失ってしまうものもあるんだなあ、と新しい視点を教えてもらった気がしました。

スピーチの中では、ご自身の考えに加えて、「理想の通勤時間は38分」「平均通勤時間は58分」「通勤時間の限界は80分」など、客観的な情報も織り交ぜて下さり、客観的な裏付けの上にご自身の主観的な意見を述べる、という構成で、とても説得力のあるスピーチでした。

3人目の方は「メンターっておいしいの?」というテーマ。

メンター制の説明から始まり、その役割、メンターがメンティに対して果たすべき4つの役割(メンティへの説明、見本を見せる、メンティへの助言、クラブのやりがいを語る)について熱く語ってくださいました。

その上で、メンターがすべきことを具体的に語ってくださいました。

「メンティの横に座る」「メンティの進捗を励ます」など・・・新入会員だったらどれだけ心強く感じるか、というエッセンスをたくさん教えてもらった気がします。

スピーチの中で「なるほど!」と気づかされたのは、トーストマスターズ活動の幅広い効果のこと。

毎回何気なく担当しているかもしれないいろんなメニューが、実は「読む」「聴く」「書く」「話す」を相互に連携させてトレーニングする機会になっているというお話。

トーストマスターズが実によく考えられていると改めて感心するとともに、それに気づき、かつ分かりやすく説明できるスピーカーの方の観察力・説明力は「さすが!」と思わずにいられません。

3人の準備スピーチ担当の方、素敵なスピーチを有難うございました。

準備スピーチに対する論評では、「以前はうつむいて話しがちだったスピーカーの方が今はとても元気になって変化を感じた」「物事を自分のサイズに置き換えて説明していて分かりやすかった」「客観的なマテリアルを使ってスピーチしている点がよかった」「スピーチ中の声がはつらつとしていた」などの評価がありました。

一方で「スピーチの最後の締めがあと少し」「スピーチに少し遊びがあってもいいのではないか」「スライドの使い方について」などの指摘がありました。

今回の例会も、各々のスピーカーの熱い想いが溢れた、得るものが多い楽しい時間となりました。

今回の受賞者の皆さんです。

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