第99回(H26.8.16)例会報告

今回は、筑波トーストマスターズクラブからお一人をゲストとしてお迎えしての例会です。

例会開始の前に、前年度の年間の最優秀テーブルトピック賞、最優秀論評賞、最優秀スピーチ賞の発表がありました。

受賞者の方々、おめでとうございます!

今回の「今日の言葉」は「童心に帰る」。

子供たちは夏休みの季節・・・自分が子供だった頃をふと思い出すシーズンにぴったりの言葉です。

準備スピーチは、3名の方が登場です。

1人目の方のタイトルは「不安なんてへっちゃら!リスクをマネジメントしよう」。

「技術的なプレゼンテーション」「専門外の聴き手にも分かるように伝える」ことが主なテーマです。

「リスクマネジメント」という一見「難しそう」なテーマを、宝くじを例にして「期待値=賞金×当選確率」という式で説明したり、「リスク=損失×発生確率」という式を持ち出しながら、リスク回避や除去、リスクの他への転嫁など、リスクコントロールの考え方を分かりやすくお話されました。

さらに、もうひとつのリスク概念として「現実の危険性×恐怖心」という式も示し、恐怖心という人間が持つリスクへの認識について、それが「誰が言うのかにより左右される」「時間と共に変容する」、そしてそもそも市民の意見自体が時間とともに変わる・・・そんな中で正しいリスク認識を持つことの大切さをお話くださいました。

複雑なテーマにも関わらず、とてもかみ砕かれた内容で身近に感じることが出来るスピーチでした。

2人目の方のタイトルは「打ち上げ花火でございます」。

「ボーカルバラエティ」が主なテーマです。

スピーカーの方の故郷の花火大会を例にとり、目立った有名人なども少ない普段控えめなイメージの故郷が、花火大会の日は一変して元気になる姿を、自らの体験談を交えて生き生きとお話されました。

その花火大会は、戦時中に空襲で落とされた爆弾を天に打ち上げて返す気持ちが込められていること、また、そこで使われる花火の玉がとても大きいこと、それが打ち上げられて空中で炸裂すると直径600メートルにも広がること・・・臨場感あふれるスピーチが続き、聴いているこちらも現地にいるような気持ちになりました。

そして、花火を楽しむ3つのポイント・・・

打ち上がってから空で花火が広がるまでの「「間」を楽しめ!」

火の粉が落ちていくときの「余韻を楽しめ!」

花火ごとの打ち上げ直前の「説明を楽しめ!」

も熱く語ってくださいました。

スピーチの最後には実際の花火大会の画像の披露というおまけもありました。

また、このスピーチを空のカミナリ様も一緒に楽しく聴いていたようで、スピーチ中、花火が炸裂する瞬間のお話のタイミングで、ちょうど外で大きなカミナリも鳴るなど(笑)、人と自然が一体となれたスピーチでした。

3人目の方のタイトルは「見て、納得!ホントの話」。

「説得力を持って話す」が主なテーマです。

パソコンで使う文字のフォントについてのお話。

見やすいフォントとは何かから始まり、「遠くから見える」こと、「MS(P)ゴシック体が見やすい」こと、しかしMS(P)ゴシックには太字がないのでその時はもともと太字のフォントであるHGPゴシックを使うとよいなど、普段の仕事でも役立つようなことを教えてもらいました。

そして、字間や行間の調整、英語と日本語が混ざった文章を作るときのバランスなどの「タイポグラフィー」の概念、時には文章を打つ時に遊び心を出して文字を強調してみることなど・・・そして最後は「フォントの世界は本当(ホント)に深い」と、今回のスピーチのテーマを見事に一言で表現されました。

続いてテーブルトピック。

今日のテーマは「夏休み」。

出された質問は「夏の必需品」「今まで一番思い出に残る夏祭り」「この夏休みの過ごし方」「この夏のおすすめの本」「この夏調べてみたいこと」の5つ。

これに対して、

「冷蔵庫で冷やした水がこの夏手離せない」

「自分の地元の夏祭りでは子供でも夜更かしが許され、小さいころ、祭りの中で石見神楽の演技を見ながら子供心にもいろんな人間模様を覚えたことが思い出」

「夏休みもほとんど資格試験の勉強に追われ家族サービスがなかなか出来ない中、文句も言わず付き合ってくれた家族の有難さを感じている」

「電子書籍なら、読みたい本が安くダウンロードできて邪魔にもならず便利」

「仕事で路線バスについて調べようと思いフラワーパークに行ったらバスがお休みで、やむなく近くの田んぼのおばあちゃんを捕まえてその仕事について調べようとしたら、おばあちゃんが早口で、外国人の自分には分からなかった」

など、みなさんがそれぞれの体験を面白おかしく話されました。

かなりユーモアに富んだテーブルトピックとなりました。

最後に論評です。

準備スピーチについては、

「リスクマネジメントの話が、難しい内容を専門外の人でも分かるよう身近な例を使って丁寧にスピーチされていてよかった」

「パワーポイントの使い方が上手だった」

「花火でのスピーチでの擬音やアナウンスの表現がよく、構成も話の勢いの高低差を上手に使ってとてもよかった」

「フォントのスピーチについて、話し方がスムーズで「フォント」を「ホント」にひっかけながら話すなどポイントをうまく強調されていてよかった」

という意見がありました。

テーブルトピックについても、

「質問者が先に例を挙げてくれたので内容が分かりやすかった」

という意見がありました。

一方、今日のスピーチの全体的な指摘事項としては、

「あとひとひねりがあるといい」

「ボディランゲージに変化をもっと加えた方がよい」

「平穏なテーマのスピーチの中にサプライズを!」

などが出されました。

今回のスピーカーのみなさん、大変お疲れ様でした。

今回の受賞者のみなさんです。

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